皆さん、こんにちは。小野謙治です。
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。
ただ、今年の夏は平年並か平年よりやや高くなるような予報が出ていますね。
熱中症対策を忘れずに。
さて、前置きはこのぐらいにして本題に入ります。
前回の記事では、「パン屋の出店」を例として以下の五つの要素について説明しました。
(まだ読んでいない方は前の記事もあわせて読んで頂けると幸いです。)
・目的
・ゴール(達成条件)
・アプローチ
・前提条件/制約条件
・リスク
それぞれの要素についてイメージは掴めて頂けたかなと考えております。
他方で、弊社はシステム導入に係っているお客さまが多いと社長から聞いたため、
追加でシステム導入(基幹システムの更改)を意識した例を紹介させて頂きます。
ただ、お気づきの方はいらっしゃるかと思いますが、
これらの要素はプロジェクト計画書に包含されている要素だったりします。
このため、復習をする心持ちでご笑読頂ければ幸いです。
※本日はシステムに拠ったキーワードになります。
さっそくシステム導入の事例を・・・
ではさっそく。
■基幹システムの更改 の場合 に置き換えてみてみましょう。
・目的:
基幹システムの更改
・ゴール:
安定した業務の継続が必要なため、次期システムは202x年xx月末までにリリースすること(現行システムのEOSが202x年xx月末)
現行システムの課題(改善要望含む)を踏まえ、業務プロセスの標準化や新技術の活用等の業務改善を実施すること
次期システムはパッケージ製品やSaaSを活用して構築すること(業務プロセスは選択したパッケージ製品やSaaSになるべく寄せる)
内部統制の要件(操作ログの取得、改ざん防止等)を満たすこと
等
・アプローチ:
※企画構想フェーズをイメージして記載
課題整理
市場調査(パッケージ製品やSaaSの仕様、シェア、導入システムベンダ等)
ToBe業務プロセスやシステム要求の整理
RFI(導入システムベンダへの協力依頼含む)
RFP&提案精査
等
・前提条件/制約条件
202x年xx月末までにリリースする
パッケージ製品やSaaSによる構築する
データ連携をともなう対向システムのインタフェース仕様は変更しない
等
・リスク:
現行システムのEOSまでに次期システムの構築が間に合わない
⇒工程ごとに開始・完了条件を設け、遅延リスクが認められる場合、要求レベルの低い要件は除外する
要員交代によるプロジェクト進捗への影響
⇒属人化を回避する体制づくり、ドキュメントによる可視化を行う
等
いかかでしょうか?
システム導入に係っている方々にとっては見慣れた内容が並んでいると考えます。
パン屋出店も、システム更改も、基本の考え方は同じ
つまり、5つの要素はビジネスにとって基本的な内容であり、色々な部分に繋がっているとも言えるのではないでしょうか。
また、今まで意識したことが無かった方は、意識をするところから始めてみてください。
自分の中で整理出来ている部分、出来ていない部分が顕在化されますし、
他者とのコミュニケーションツールとしても有用と考えます。
次回は・・・記事が出てからのお楽しみと言うことで。。。
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